不思議。
きちんと薬を飲んでいるせいか、PMSの暴走はあまりない。
朝も晩も、起きていられないほどの倦怠感と眠気を除けば、まま良い方。
もうこうなると、飲んでいる薬は当分手放せないなぁ。
簡単に手に入るものだけど、安い買い物ではない。
それを定期的に買い続けなければならない出費と考えると、少し頭も痛い。
それでも罪の心当たりのない人たちに、意味不明言語で当たり散らすよりマシ。
自分のことを傷つけるよりマシ。
毎日生きている意味を問い続ける日々を送るよりマシ。
そう考えていくと、不思議と安いもんだと思えてくる。
この不調だって、私が将来望んでいる、自分の子供に会うためのものだと考えれば、全否定も出来ない。だから、完全になくなってほしいと願うのも、気が引けるというか。
自分の体ながら、女体って不思議だらけよなぁ。
体と心が繋がっているから、余計にそう思う。
こんな複雑な作りをした『人間』をお腹の中で育てるんやから。
そしてその伏線の一つが、今に至るまで私を悩ませているPMSとなって表れている。
上手くできているなぁとも思うし、自分の体のことなのに、何か別次元のものを見る感覚にもなる。
でもきっと、いざその時(赤ちゃんを宿して産むとき)になると、あら不思議、自然の摂理として体も心も受け入れてそれらが行われるのだろうなという感じもする。
普段使わないけど、『神秘的』っていう言葉しっくりくるような気がする。