膨れ上がった風船になった話。
とてつもなく嫌なことが起きた。
我慢できず、家で一人で泣いていたが、耐えきれず先輩に電話して聞いてもらった。
内容は割愛するけど、職場での自分の立場を揺るがしかねない出来事だった。
自分でも驚くほどショックを受けていた。
だからものすごい勢いで捲し立てた。
普段、人の悪口は言わないようにしているけど、その時ばかりは、「◯んだらいい」とか言ってしまうほどに、やばかった。
(今がPMS期間というのもあるけど、こればかりは反省してる)
先輩には申し訳ないけど、その時はアドバイスとかいらないから聞いて欲しかった。
実際、ずーっと話し続けていたから、そんな隙なかったと思う。
本当にただただ「うん〜うん〜」と私の話を聞き続けてくれていた。
泣きながら話していたけど、一通り聞いてもらったら、笑顔になれた。
人って不思議ですね。
さっきまで心の中がパンパンで、もう八方塞がりでこの後どうしたらいいのかわからなかったのに、聞いてもらえて、聞いてくれる安心感があるだけで、こんなにも楽になれるんですね。
パンパンに膨れた風船も、そこに更に空気を入れたら割れてしまうけど、一度空気を抜いてあげれば、その分また新しい新鮮な空気を送り込める。
人も同じように、一度パンパンに膨れた感情を吐き出して、そこに励ましの空気を送ってあげれば、しっかり心に入っていきますもんね。
私はなんて幸せなんだろう。
毎日、孤独は感じるけど、一歩踏み出せば話を聞いてくれる人がいる。
一人で抱え込んでもうダメだとなることはない環境にいる。
葛藤の日々ではあれども、そういう小さなことにしっかり目を向けていきたい。