見える景色が変わったら。
ブログを書く習慣が付いて、気がついたことがある。
日々の生活の中からネタを探すために、記憶を遡る。
そうすると、日常の一コマ一コマに対して、あまりにもネガティブな感情しか抱いていないのだ。
あの人がルールを守ってなくて、なんかモヤッとしたな、とか。
苦手なあの子のあの発言に傷ついたな、とか。
自分の自己肯定感の低さに情けなくなったな、とか。
エピソードはあるにしても、内容はネガティブ。
誰かや自分を悪く思っている印象しかない。
あぁ。。
これではいけない。
これは文章を書きたい以前の問題だ。
根っからの問題だ。
ベースがこんなにネガティブだったら、日常の素敵な情景を拾えるはずがない。
もっと自然に目に入るもの、耳にすることが、全て誰かの心を和ませられるような、肌寒い日の日向にいる時のようなものでありたい。
本当に由々しき問題。
さて、なぜそんなことを思ったのかと申しますと。
今日、こんなことがあった。
私が愛してやまないネット販売専門の雑貨屋さんがある。
専用サイトには、たくさんの読み物もあって、素敵な文章が読みたい放題!
私は時間を見つけては、過去に遡ってそれらを読み漁る毎日。本当に毎日。
どれも素敵だし、どの文章からも、平凡などこにでもある空気感をまといながら、その中に洗練され研ぎ澄まされたセンスを感じる。まじでかっこいい!!!
そして昨日、いつものごとくそれらを読んでいたところ、とてつもなく素敵な文章に出会った。殺伐とした日々の中、まるで私に対する励ましのような内容に、この感想をぜひお伝えしたい!と思いながら、ページを一番下までスクロールすると、なんと感想を送れるフォームがあるではないか!!(興奮)
「ここここの文章を書いた方に、直接感想をお伝えできるかもしれない!!」と、早速震える手で入力して送信。
読んだ感想と感じたことの全てをどうにかまとめて送ることのできた達成感に満足して私の中では終了していた。(自己満)
すると。
本日、メールにお返事が届いたのです!!
なんと、例の文章の書き手の方と、嬉しく拝見しました、、とのこと!!!
うわーーーーー!!!
これだけでも感動なのに、私の書いた内容にも触れてくださっていて、更に褒めてくださっている!!( ;∀;)
一人でニヤけた。
特に感動したのは、やはりその文章の雰囲気。
個人に宛てた何気ないメールの文章のはずなのに、もうエッセイみたい。
一番感じたのは、誰も傷つけない言葉の紡ぎ方だろうか。
顔も知らない見ず知らずの読者に対して、これでもかというほどの温かい言葉で紡ぎ出された文章だった。
メールを下さった方の人となりが伝わってきたし、ひいてはやはりこの会社の空気感が肌で感じられた瞬間だった。
(実は本気で転職試験受けようかと考えている)
こんなふうに何気ない文章でも自然と人の心を温められる人になりたい。
そう思って日常の風景を眺めるところから初めてみようか。
そうして初めて、そんな素敵な文章の書き手になれるのかなと思った出来事でした。