カムカムを観て。2
ついに朝ドラ・「カムカムエブリバディ」が佳境を迎えている。
第一期・安子編での大きな伏線が回収されていないまま、最終週を迎えようとしている。(最終回は4月8日だそう)
視聴者としては、かなりもったいぶらされているような感覚。
これまで、ジョーさんのトランペット奏者としての行く末がどう描かれるのか、とか、第一期でこれでもかというほど濃い時代を描いた岡山の人たちはどうなったのか、とか、算太おじさんどこいった!?とか、数々の骨太な伏線が回収されていった。
そしてその回収の仕方は、誰が観ても、とても納得のいく、平穏な心安らかになる展開だった。(個人の意見です)
ジョーさんの闇のような悩みが、愛する子供たちによって、算太おじさんによって、心の友・トミーによって、あんな形で開けていくとは。
勇ちゃんや雪枝さんは、まさかだったけど、これまた心底納得のいくキャスティングで。少しやんちゃだった勇ちゃんも、どこか影のあった女中の雪枝さんも、何十年という月日の中でなんだかまんまるく、穏やかになってた。しかも、安子編で辛酸を舐めた勇ちゃんのほろ苦い経験は、大事な教訓となって、桃太郎に受け継がれていきました。(個人的には、そうきたか!!と、結構感動した)
算太は人生の最期まで、周りを賑やかに巻き込みながら、やりたいことをやり切った人生だと思った。算太らしい人生や。るいには幼すぎて分からなかった、算太失踪の謎も、岡山で少しずつほつれた糸が解けるように、見えていった。流石に、想い人の雪枝さんと勇ちゃんの逢瀬を目撃したショックで出ていったなんて言われていなかったけど、それでもるいの心は救われたと思う。
とうとう、最大の伏線、安子とるいの確執はいかに!?
安子は生きているのか!?
るいは安子と会えるのか!?
るいの長年のわだかまりは解けるのか!?
というか、安子は誰が演じるのか!?
もう期待は膨らむばかりですが、大人しく次週の展開を最後まで見守りたいと思います。