最近涙もろいんです。
はあぁぁぁぁぁ〜っ。
なんて切なくて胸に迫ってきて他人事とは思えないほど心を惹きつけるエピソードなんだろう。
目を潤ませながら読んでしまった。(職場で)
最愛のお母さんが目の前で意識がないまま死を待つ時間を手持ち無沙汰になりながらも何もする気も起きない気持ちが、非常に非常によくわかるような気がする。
自分だったら、ただただ目の間に広がる現実を受け止めなければいけないという絶望で、本当に何もできないと思う。
でもその人にとって、お母さんのネックレスの絡まりを解く時間は、その気持ちを紛らわす上でも、必要性の上でも、ぴったりの作業だったと思う。
なんかこう、複雑すぎるジグソーパズルのピースがピッタリハマった時の納得感というか、そんな感じ。
納得。
うん、納得かな。
その時間を使うにあたって、自分にとってもお母さんにとっても納得できることだったというか。そんな感じなのかな。
ジグソーパズル撤回な。
なんかこう、いつか自分にも起こりかねない状況だからこそ、胸をどすっと、こうどすっとやられたような感覚あるよ。
その心情を、こうもうまく表現してくれるあたり、プロの物書きさんだなぁと感動した文章なのでした。