日々の暮らしのこと-mico

いろんなことを感じます。そのまま文字にします。

生涯青春。

 

昨日、母の友人に両親と一緒に会いに行った。

 

中学校時代の友人というその方は、母と同級生のはずなのに、玄関に現れた瞬間、年齢不詳を思わせるはつらつさで、私たちを迎えてくれた。

私の母は、やたらと小さくて細身だから、必要以上に歳をとって見えるのだけど、その方は見る限りふくよかな体型で(あくまでも年相応だと感じる、良い年の取り方をされているなという印象)、お顔もハリがあってまだまだ現役といった雰囲気。

 

何よりも、その明るさがまた年齢を何歳も若く感じさせた。

とにかくよく喋る。

それに、玄関に出てこられたときは、なんかもうオーラ全体で私たちを包むような、勢い。

更には、突然の訪問にも関わらず、懐かしい来訪者を喜んでくださり、母と青春時代の思い出話や旧友たちの噂話で盛り上がっているあたり、ツワモノ感がすごい。

 

その中で、やたらと盛り上がった話があった。

昨年末、旦那さんのお父様が亡くなられた際、実家の荷物からご主人の学生時代の日記が発掘されたらしい。(ちなみに旦那さんも母の同級生で、ご夫妻とも母と青春時代を一緒に過ごしている)

どうやらその中に、ご主人の甘酸っぱい恋の思い出が書かれていたそうで、何やら母のご友人は、自分の主人の今となっては恥ずかしい思い出が、面白くて仕方がないご様子。

それをコソコソ話でもするような仕草で母に話し、2人して爆笑していた。

 

それを見ていて、『なんかいいなぁ』と思った。なんだか2人が中学生の制服を来た、女の子に見えたりなんかして。

65歳を迎える良い歳をした大人が、若かりし日の思い出で、ケラケラと談笑している姿は、とても素敵なことだなと見ていて、くすぐったい気持ちになった。

私は、『こんな風に歳を取りたいな』と思ったし、『いつまでもちょっとしたことで周りを巻き込んで腹から笑えるようなおばちゃん・おばあちゃんになりたいな』とも思った。

 

やっぱり、人が心から楽しそうに笑っている姿は好きだなぁと感じた一コマでした。

 

 

 

 

ピンク。

 

昔から、ピンク系の洋服を身につけることに抵抗がありました。

 

それは、私が小さい頃からボーイッシュな子供だったところから始まり、今まで一度も自分をキラキラした可愛い女の子と感じたことがなかったから。

顔の作りからして、ピンクや赤を纏っていい感じではない。笑(自分に限った偏見です!)

 

好きな色を聞かれた時も、ブルーグリーンとか、寒色系を選ぶことが多く、ピンクや赤の、いわゆる女性を連想させる色味は選んでこなかった人生でした。

 

それが先日、その概念を一変させる出来事があった。

 

ふらりと入った行きつけの洋服屋さんでのこと。

店員さんと世間話をした後、久しぶりに良いものがあれば買おうという気になり、着回ししやすそうなものを見つけました。

色は、白・黒・水色、そしてくすみピンク。

まず目に止まったのは、やっぱり水色。いつも通り鏡の前で当ててみる。うん、まぁいつもの感じ。・・だけど、少しなんか違和感を感じる気がする。

白も手に取ってみたけど、すぐ汚しそうだし、汗染み気になるし。

そしたら店員さんが「ピンクもありますよ!」と、マネキンが来ていたピンクを紹介してくれた。内心、「ピンクかぁ」と、一瞬選択肢にも入らないかと思ったのだけど、一目見た瞬間に、「あれ?これは・・」と、自分の中の可能性が広がるような嬉しい予感。

「鏡の前で合わせてみて良いですか?」

「良いですよ」と、店員さんは快くマネキンに着せていた洋服を取ってくれた。

 

それを鏡の前で体に当てた瞬間、

「あっ!良い良い!!」

と最初に声を上げたのは、店員さんの方だった笑。

私も、「うん、すごくしっくりくる」と思った。

 

まさか自分にピンク系の色味が似合うと思う日が来るなんて。

他の色を差し置いて。

しかも、目が肥えているであろうその道のプロである店員さんの太鼓判付き。

なんだかとても嬉しくなって、即決で手にしていたその洋服を購入した。

 

これから服を選ぶときの幅が広がったような気がして嬉しかった。

と同時に、自分自身で決めてしまっていた自分の可能性の限界というものを、決めなくて良いのではという、新しい境地に至ることができた。

 

もっといろんなものに挑戦していって良いんだと思うし、自分という人間の幅を大きく広げていけるのなら、そうしてみたいとも思った1日になりました。

 

 

 

 

カムカムを観て。完

 

ついに本日、完結しましたね。。

100年の物語が・・・!!

 

今日はもう、目まぐるしくいろんな伏線が回収祭りでした。

 

きぬちゃん!生きていたし、その孫がまたきぬちゃん!!笑

そして桃太郎とまさかのスピード婚!!

安子ときぬちゃん、仲良しすぎてついに親戚になっちゃいましたね。

 

たちばなのおはぎの謎。

やはり、あの時の少年でしたね。

かなり序盤にあったお話でしたが、私は5本の指に入るぐらい好きでした。

金太が算太の面影を重ねたあの少年が、まさか金太の想いを受け継いで形にしてくれているなんて、よく出来た物語だよ、全く!!!

 

あと、「田中さん」な!笑

まさかのベリーの旦那さんやったんかい!!笑

あのちょくちょく出てくる田中さんはなんのエッセンスやったんやろ?笑

なんか急に出てきたから、笑いに持ってかれたやんか!笑

 

ビリーもちゃんときれいに回収されましたねぇ。

「叔父さんと来ていた」というのは、あの時のビリーだということを、この最終盤でわかりやすくするための伏線だったんですかね。

ちゃんとは語られませんでしたが、きっとひなたと良いパートナーになっていくんではないでしょうか。ふふ。2人とも年齢不詳だけど笑。

 

なんでしょうねぇ。

この物語は、朝ドラの枠を越えて、もっと何かおお〜きなものを、私の心に残していってくれました。

 

「ひなたの道を歩けば、きっと人生は輝くよ」

私もこんなふうに人生を歩みたいと強く思ったのです。

稔さんと安子が2人でサニーサイドの詩を朗読している場面がありますよね。

あれがとても好きなんです。

2人のやさし〜い声が、心に染み渡るように聴こえます。

 

「カムカムエブリバディ」を観れて良かったです。

ちょうど放送が始まった時、私は失意のどん底にいました。

毎日どうやって感情を処理していけば良いのかも分からず、汚くてしんどい気持ちがどんどんどんどん溜まっていた時、安子の笑顔を観たんです。

安子と稔さんの明るく暖かいお日様のようなやりとりに救われました。

そして、戦中戦後の安子の絶望の日々に涙しながら、自分のどうしたら良いのか分からなかった感情も、一緒に流れていくような気がして、それもまたとても救われました。

どの立場!?って感じですが、この物語を作ってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!

 

・・・ロスは否めない。笑

 

 

 

カムカムを観て。3

 

朝ドラが佳境だ。

いよいよ8日の最終回を目前に控えている。

毎朝、期待と寂しさの混じった気持ちで放送を観ています。

 

昨日はついに安子が誰だったのか明かされましたね。

本当に巧みな脚本だと思いました。

「まさか」でもあり、「やっぱり」でもある。

そのどちらも、安心して受け入れてしまうような展開。見事です。

 

残された大きな伏線は、一つ。

安子とるいの再会は果たされるのか。

残り2回にして、大きな見所が残されています。

楽しみです。

 

カムカムを観ていて、もう一つ面白いと感じるのは、随所に散りばめられている小細工的な演出。

るい編の終盤あたりの話。

大月の回転焼き屋さんを開いて間もない頃だっと思いますが、ちょうど回転焼き屋の店の前の家の表札が、「立花」やったんです。そう、「たちばな」。

興奮しました〜。こういう小さな仕掛けみたいなものがたくさんで、遊び心満載だなと、いつも楽しく観ることができています。

 

最後に、小さな伏線回収の期待も膨らみます。

あと2回なので、どこまで明確な回収をしてくれるかは分かりません。

だけど、期待しちゃう。

・どうやら誰かが立ち上げているらしい、「たちばな」のおはぎ。誰が再建してくれているのか?戦後間も無くごろから横須賀でやってるという情報が分かりました。岡山にもある。

・きぬちゃんたちはもう出てこないのか?

・ジョーさんはクリスマスフェスティバルでトランペットを吹くのでは?

・ていうか、ロバートはどうしたんだ?ヒラカワ姓の謎は?

・ひなたは結婚するのか?しないのか?

 

こんなもんかな。

でもとにかく後2回!!

30分で話は完結してしまう〜!

終わってほしくないけど、続きが気になる!

そんな複雑な今日この頃です。

 

 

 

 

 

映画。

 

先日、映画「海街diary」を観た。

かなり前に話題になっていた映画だったよね?

キャストや監督の世界観も好きだと思ったので、観たいとずっと思っていて、時を逃していた。

いや、避けていたような気もする。

 

アマプラの見放題の作品の一つだったので、観ようと思えばいつでも観れた。

だけど、私の中で、勝手な想像が広がってしまって。

 

なぜか大きな賞を受賞した名作には、性的な描写を描くシーンがある。

そこまでダイレクトではなかったとしてもだ。

そしてそれは、自分の中でその作品の印象をどうしても悪くしてしまった。

 

こんなことを言うと、映画をまるでわかっていないと思われても仕方がないし、それは覚悟の上ですが、そう思えてしまうものは仕方がない。格好はつけない。

 

この作品も、そんな場面に遭遇したら、『観るんじゃなかった』とおもいかねないと思っていたので、ずっと避けていた。

 

ところがどっこい。

まじで良い映画じゃねぇか!

4姉妹もれなく全員、魅力的で可愛い。

鎌倉の海街という設定も、田舎すぎず都会すぎずで最高。

物語を通して上がり下がりの高低差もほとんどなくて、まぁ観る人によっちゃあ退屈なぐらい、ふっつーの日常を描いているって感じなんだけど。

それがいい!

 

そして、この映画の中で、素敵な言葉に出会った。

広瀬すず演じるすずに食堂のおばさんが語った、

『あなたのご両親は幸せね。だって、あなたみたいな宝物をこの世に残せたんだもの』

という一言。

 

号泣。

この言葉をしっかりと信じて生きていきたいと思った、そんな感想をもった映画でした。

 

 

 

 

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お花見に行った。

昨日の桜は見事だった。

晴天というお天気にも恵まれて、最高のお花見日和になった。

 

枝の先まで見事に咲き切った桜たち。

それはそれは綺麗だったんだけど、やっぱり1人だとちょっと寂しい。

 

「きれいだね」

と言って、

「そうだね」

と返してくれる誰かと眺めて初めて、一つの形になる気がする。

 

美味しいものを食べた時の気持ちもそうだけど、気持ちや感情を共有できるって、人間にとって本当に欠かせないものなんだなぁと、改めて感じました。

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花吹雪がとってもきれいでした。

 

新年度。

 

なんで年度の始めがエイプリルフールなんだろう?

今日から新年度。

桜が満開で、少し肌寒いけど快晴で、良い日です。

久しぶりに春を感じることが出来ました。

 

年度の初めということもあって、何か新しいことや、なかなか毎日続けられなかったけど、今日から毎日続けてみようかなということを探しています。

 

そう、私は節目のスタートというのが好きです。

新年度、新年、人事異動、引っ越し、、、

いろんな節目があるけど、どの時も心がリセットされて、とても気持ちがいいと感じます。

 

無論、今までのことがなかったことになるわけではないです。

けれど、失敗や過去のトラウマなどを引きずりやすい私は、節目のタイミングを使って、無理やり気持ちを切り替えているんだと思います。

 

誰に言われたわけでもなく、始めた習慣。

自分にはとても合っていると思うのです。

 

良い大人になって、ようやく自分らしく丁寧に毎日を過ごそうと思えた昨今。

今がこれまでで一番自分のことが好きです。

そう思えるようになるまで長かったけど。

 

今年は、どんな1年になるだろう。

1年度、私はどうなっているだろう。