日々の暮らしのこと-mico

いろんなことを感じます。そのまま文字にします。

ピンク。

 

昔から、ピンク系の洋服を身につけることに抵抗がありました。

 

それは、私が小さい頃からボーイッシュな子供だったところから始まり、今まで一度も自分をキラキラした可愛い女の子と感じたことがなかったから。

顔の作りからして、ピンクや赤を纏っていい感じではない。笑(自分に限った偏見です!)

 

好きな色を聞かれた時も、ブルーグリーンとか、寒色系を選ぶことが多く、ピンクや赤の、いわゆる女性を連想させる色味は選んでこなかった人生でした。

 

それが先日、その概念を一変させる出来事があった。

 

ふらりと入った行きつけの洋服屋さんでのこと。

店員さんと世間話をした後、久しぶりに良いものがあれば買おうという気になり、着回ししやすそうなものを見つけました。

色は、白・黒・水色、そしてくすみピンク。

まず目に止まったのは、やっぱり水色。いつも通り鏡の前で当ててみる。うん、まぁいつもの感じ。・・だけど、少しなんか違和感を感じる気がする。

白も手に取ってみたけど、すぐ汚しそうだし、汗染み気になるし。

そしたら店員さんが「ピンクもありますよ!」と、マネキンが来ていたピンクを紹介してくれた。内心、「ピンクかぁ」と、一瞬選択肢にも入らないかと思ったのだけど、一目見た瞬間に、「あれ?これは・・」と、自分の中の可能性が広がるような嬉しい予感。

「鏡の前で合わせてみて良いですか?」

「良いですよ」と、店員さんは快くマネキンに着せていた洋服を取ってくれた。

 

それを鏡の前で体に当てた瞬間、

「あっ!良い良い!!」

と最初に声を上げたのは、店員さんの方だった笑。

私も、「うん、すごくしっくりくる」と思った。

 

まさか自分にピンク系の色味が似合うと思う日が来るなんて。

他の色を差し置いて。

しかも、目が肥えているであろうその道のプロである店員さんの太鼓判付き。

なんだかとても嬉しくなって、即決で手にしていたその洋服を購入した。

 

これから服を選ぶときの幅が広がったような気がして嬉しかった。

と同時に、自分自身で決めてしまっていた自分の可能性の限界というものを、決めなくて良いのではという、新しい境地に至ることができた。

 

もっといろんなものに挑戦していって良いんだと思うし、自分という人間の幅を大きく広げていけるのなら、そうしてみたいとも思った1日になりました。