日々の暮らしのこと-mico

いろんなことを感じます。そのまま文字にします。

そこにあるものが大変貴重だというおはなし。

昨日のこと。

思い腰を上げて、夕方にやっと生活必需品の買い出しに出かけた。

 

何軒もはしごするのは、車の乗り降りがしんどくて嫌いだけど、今回は求めるものがいつものドラッグストアになくて、渋々別のところに行くことにした。極力近いところを選ぶけど、そこまで行くのにすごく混むのがわかっていたから、めんどくささがマックス。

 

行く途中にある、北欧雑貨のお店に寄ることを思いつく。

数年前から気になっていたとこ。けど、そのおしゃれがよく分からなくて、なかなか敷居を跨げなかったところだった。でもそれがし最近、北欧に興味が湧いておる。そしてYouTubeを見漁っているうちに、あの店に自分の好きなものがあるのではと気づく。

前にも一度入ったが時間がなくて一瞬だったので、今回はじっくりお店のものを見て回ることができた。店員は、くまさんみたいな雰囲気の中年男性がお一人。

お店に店員と自分一人って、緊張しない?なんでだろ。自意識が過剰なのはわかっているつもりだけど、それでも好き勝手にお店を見て回れず、頼まれもしないのに、「この棚可愛いですね〜」などと言って、わざわざ店員に愛想を振りまいてしまう。まじ無意味極まりない。

 

途中で入ってきたお客さんは顔馴染みなのか、店員さんとも「あ、どーもー」てな雰囲気で話していた。でも結構喋ってたな、そのお客さん一人で。少し喋りすぎではないですかと思うぐらい、甲高い声で商品について、あーだこーだと独り言ついていた。

その時にタイミングを見て出ればよかったのに、その会話に圧倒されてぼーっとしていたら、あっという間に出て行ってしまった。

嵐の後は沈黙がさらに苦しくなるという現象に苦しめられながら、もうここまで居座ったら、何かを買って帰らなければならない客になっている自分を強く強く意識しながら、品定めをしていた。汗が出る。

 

でもその店、高いのよ。北欧雑貨ってなんであんなに高いのかね。北欧の人々の生活水準の高さをイヤでも見せつけられるよ。いや、そこに憧れてるんだけどさ。

スプーン1つが1,540円。

前から、憧れていたカトラリーだったので、それを買うことにしたが、高いよ。今使ってるやつの15倍ってなに。もう一生涯使い続けてやる。くそう。

 

ふらりと寄っただけの店で、高級スプーンを手に入れた私は、今日の目的を完了すべく、ドラッグストアに向かった。テッテレー。

小さめの布マスクが欲しかったのだけど、以前ここで買ったものと同じのが見当たらず、似たようなものを手にとって、飲んでた弟の台湾土産の烏龍茶が切れていたので、たまたま目に止まったごぼう茶も購入。お菓子数種。

 

お菓子買ってレジに向かう時のこと、お菓子の通路の右側に赤ちゃんと父。左側に若夫婦。右と左のほぼ同じ位置で広がっていたから、私が歩いて通る隙間がほとんどなくて、イライラした。よけもしない。私だったら人がいたら、「あなたのこと認識できていますよ。ちゃんと避ける意思ありますよ」って、行動で表すけどな。なんで人が通るのに、平気で通せんぼみたいなことできるんだろ。

世の中終わってませんか?

HSPつら。

 

 

地元の友達と22時から電話することに。

色々考える子で、私の話す内容に、真面目にうんうんと頷いてくれて、かわさずに向き合ってくれて、同じ感覚で話ができる子。

簡単に言えば、馬が合う。よき。

結婚について語り合う。

自分の仕事関係の人以外から、「結婚観」という言葉を初めて聞いた気がする。嘘かもしれないけど。やはりこの子は私の話をわかってくれる子だと感じて、嬉しくなる。

 

私の「先行き不透明」を理解してもらえて、まじ感動した。

その子にとって、今が初めての先行き不透明かどうかは分からなかったけど、同い年ということもあってか、そこはすごく分かり合えた。

 

電話しようと言えば電話で話してくれる友人がいることにひどく感動するし、こんな私としょうもない会話をしてくれることに感謝が込み上げる。

そして、普段なら見逃しかねないような会話の中の些細な感動や驚きが、ひどく眩しく見えたりもする。あのほら、暗いところにいると普段どうってことない証明がバカ眩しく見えるみたいな。

とても価値があって、貴重で、、、あと、儚げでもあるよね!!

当たり前ではないものだと、再認識。

大事に大事に、感謝しながら、そういった友人たちと、これからも繋がって行きたいと強く思う。

ちょっとおセンチな夜になったのでした。