祈る。
友人の家族が病気で意識が戻らない。
友人とは昔の同僚のこと。
彼女は数年前に退職したけど、在職中は濃い時間を過ごした。
もう腐れ縁としか言いようのない仲なのだ。
そんな彼女の家族の辛い知らせ。
昨日から、結構精神的にダメージを受けている。
いつもは気丈な彼女が、少し弱気になっているあたりが、もうただごとではない。
それに私も少し引きづられているみたいだ。
でも私は、いつも本当に彼女に励ましてもらい続けた。
私がどんなに「詰んだ・・・」と思っても、彼女の方が絶対に諦めなかった!
これって、すごいことだと思う。
この期に及んで、やっとそう感じた。
私は、誰を励ませたとか立ち上がらせたとか、目に見える形で、もしくは自分が思い描いている形でその成果を求めがちだ。
だけど、案外、自分では思っても見なかった形で、自分の意図しないところで、実は誰かの役に立っているのかもしれないし、救われたと思われているのかもしれない。
私も、自分で「この人を」とか「こんな風に悩んでいる人を」とか限定してちゃダメだ。できることは限られているし、私にかけられる言葉なんて、たかが知れていることも重々承知している。
目の前にいる人を、その都度その都度、励ましていこう。
私に今求められているのは、そんなことな気がする。
とにかく寄り添って。
言葉を拾って。
心を両手で包むように。